こんにちは!江戸後期から続く畳屋六代目、青畳工房の畳マン六代目です。
今日は、沖縄産の畳表「ビーグイグサ」の特徴と魅力についてお話ししましょう。
ビーグイグサは、備後畳表と似ている名前ですが、畳表の素材が全く違います。
太さや硬さ、耐久性や快適さなど、沖縄の暮らしにぴったりの畳表と言われています。
しかし、ビーグイグサと琉球畳は別物であり、それぞれ異なる特徴があります。
沖縄産の畳表:ビーグイグサがもたらす特徴と魅力
沖縄で育まれたイグサ:ビーグイグサ
沖縄の自然の恵みを受けて育ったイグサは、ビーグイグサと呼ばれています。
ビーグイグサの名前の由来は、備後畳表という高級品で知られるものにちなんでいます。
ビーグイグサと備後畳表の違い
ビーグイグサと備後畳表に使われるセトナミという品種は、見た目がかなり異なります。その違いは、以下のような特徴に現れています。
太さ
ビーグイグサは、セトナミと比べて非常に太く、3倍から4倍の太さがあると感じられます。
これは素人目にも簡単に識別できる違いです。
硬さ
表皮の硬さもビーグイグサとセトナミでは全く異なります。
ビーグイグサは非常に硬く、竹ひごのような感触があります。
耐久性と快適さ:沖縄にぴったりの畳表
ビーグイグサで織られた畳表は、その硬さから耐久性が非常に高く、長持ちします。
特に夏場には寝転がるとヒンヤリとした感触があり、とても気持ち良いとされています。これらの特徴から、沖縄の気候にぴったりの畳表と言えるでしょう。
ビーグイグサと琉球畳:異なるもの
ビーグイグサを使った畳表は、時々「これが琉球畳?」と言われることがありますが、実際には琉球畳とは異なるものです。
琉球畳はイグサではなく、カヤツリグサという別の植物を使用して作られており、形状も違います。
沖縄産のビーグイグサを使った畳表は、耐久性や快適さが魅力のひとつであり、沖縄の暮らしに適した畳表となっています。しかし、琉球畳とは別のものであることを理解しておくことが重要です。それぞれ異なる特徴を持っています。
沖縄の畳表選び:ビーグイグサと琉球畳を比較
畳選びにおいて、沖縄産のビーグイグサと琉球畳はどちらも魅力的な選択肢です。どちらを選ぶかは、自分の好みやニーズに応じて決めることができます。
ビーグイグサの畳表
- 耐久性が高く、長持ちする
- 夏場のヒンヤリ感が心地よい
- 硬く、竹ひごのような感触
琉球畳
- イグサではなくカヤツリグサを使用
- 独特の風合いと感触
これらの畳表を比較し、自分の好みやライフスタイルに合った選択を行うことで、他とは一味違う暮らしを実現することができます。
どちらの畳表も、独特の素材が生み出す美しさと機能性を楽しむことができるため、暮らしに取り入れる価値があります。
琉球畳と縁なし畳は別物だった!!
まとめ:
沖縄産のビーグイグサは、その太さや硬さ、耐久性と快適さが特徴で、沖縄の暮らしに適した畳表です。
しかし、琉球畳とは異なるものであり、それぞれ異なる特徴を持っています。
畳選びにおいては、ビーグイグサと琉球畳を比較し、自分の好みやニーズに応じて選択することが大切です。
どちらの畳表も、独特の素材が生み出す美しさと機能性を楽しむことができるため、暮らしに取り入れる価値があります。
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