とある施設の託児スペースに納めた1畳サイズの縁付きの置き畳です！
畳縁がキティちゃんになっていて畳表がオレンジ色という珍しい組み合わせの可愛い畳?
畳表は敷楽という名前の東レ製の樹脂畳表になるんですが、もうこの畳表は製造が終わり絶版になってしまいました。
オレンジ色だけがということではなく、敷楽という東レ製の畳表が全て製造が無くなり絶版になってしまいました。
畳糸メーカー、畳表メーカー、が畳部門からの撤退。
これらのことは畳屋としても本当に重く受け止めなければなりません。
この敷楽は耐久性が非常に高くて水濡れにも汚れにも強く用途を合わせて使うととても良いものだったのですが、メーカーが採算合わないと判断したら消えてしまうのは当然なのです。
畳屋が材料・副資材やら問屋から仕入れるものはメーカー品だけではありません、畳屋さんが使うイグサの畳表もイグサ生産者さんが育てて刈り取り泥染め乾燥し織機で織るわけですが、そちらもイグサに関わる農機具や織機、イグサを泥染めする為の染土の産地など撤退がここ数年相次いでおります。
日本の固有の文化でもある畳なんですけどイグサがなくなると畳が消える可能性もあるんですよね。
ゴロッと寝転がることができる畳
赤ちゃんが自由に活き活きとハイハイできる畳
家族みんなで川の字になれる畳
絶対無くしたくないなー！
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1982年、佐賀県佐賀市の生まれ。
畳の被り物をしてマラソンに出てみたところマラソンではなく被り物に興味を持ってしまった畳屋六代目。
通常の畳替えのほかフローリング用の置き畳製作を日々こなしている。
ほかに社寺仏閣の有職畳など特殊技術を持ち畳職人としても光るものがある。
国産畳表以外は一切使わない！という頑固なところも評価され地元の方々からも安心な素材を使っている畳屋という認識がある。
佐賀県最後のイグサ畳表生産者吉丸さんの畳表をメインに使用し、佐賀県産の消費量はNo.1ということである。
畳1グランプリ九州代表
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