置き畳を開封したときのにおいが、い草の香りなのか、梱包や別素材のにおいなのか分からず、不安になることがあります。特に通販では届くまで現物を確認できないため、「これは普通なのか」を先に知っておくことが大切です。
においの種類と感じ方は、表面材、芯材、裏面材、梱包状態、部屋の換気によって変わるため、「必ず何日で消える」とは言い切れません。
届いた日は、まず乾いた室内で開封し、商品と梱包に湿りや目立つ異常がないかを確認してから換気します。刺激が強い、湿ったにおいが続く、見た目にも異常がある場合は、消臭剤などを使う前に販売店へ相談してください。
開封直後に慌てて消そうとせず、素材と状態を分けて見れば判断しやすくなります。
い草・和紙・MIGUSAでは、においの由来が違う
| 表面材 | 開封時に感じやすい特徴 | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 天然い草 | 乾燥した草に近いい草特有の香り | 収穫時期、保管、湿度、感じ方で強さが異なる |
| ダイケン和紙表 | い草特有の香りではない | 表面材以外に、芯材や梱包由来のにおいを感じる場合がある |
| セキスイMIGUSA | い草特有の香りではない | 樹脂系表面材、芯材、裏面材、梱包など複数の要素がある |
「新しい畳なら必ず強いい草の香りがする」とは限りません。天然い草でも香りの強さには差があり、和紙表やMIGUSAを選べば、そもそもい草と同じ香りにはなりません。
素材の特徴を先に比べたい方は、い草・和紙・MIGUSAの商品比較をご覧ください。
届いた日は、においを消す前に状態を確認する
- 梱包の外側を見る:破れ、水ぬれ、強いつぶれがないか確認します。
- 開封直後の写真を残す:異常があった場合に、届いたときの状態を伝えやすくなります。
- 畳の表・側面・裏面を見る:湿り、斑点、変色、破損がないかを確認します。
- 乾いた場所へ平らに置く:壁へ立て掛けたままにせず、設置予定の床面も乾いているか見ます。
- 部屋を換気する:窓や換気扇を使い、室内にこもったにおいを外へ逃がします。
到着日の基本確認は、置き畳が届いた日にすることにもまとめています。
原因が分からないうちに、香りで上書きしない
においが気になると、消臭スプレー、除菌スプレー、香水、洗剤をすぐ使いたくなります。しかし、水分や薬剤が畳表や芯材へ影響することがあり、元の状態も分かりにくくなります。
- 畳へ直接スプレーを吹き付けない
- 水拭きや丸洗いを自己判断で始めない
- ドライヤーや暖房器具の熱を近距離から当てない
- 強い日差しへ長時間さらして急いで乾かさない
- 状態を変える前に写真を残し、販売店へ相談する
日常の手入れは、置き畳のお手入れ方法で素材ごとに確認してください。
「何日続いたか」だけでなく、状態を合わせて判断する
人によってにおいの感じ方が違うため、日数だけで正常・異常を分けることはできません。次のような場合は、使用を進める前に写真と状況を添えて販売店へ相談してください。
- 梱包や畳が湿っている
- 斑点、広がる変色、目立つ傷みがある
- 換気しても刺激の強いにおいが続く
- 同じ注文の中で、1枚だけ明らかに状態が違う
- 水ぬれした形跡や配送中の破損がある
カビかどうかを写真だけで断定できない場合があります。自己処理を始める前に、全体、気になる部分、梱包状態の3種類を撮っておくと確認が進みやすくなります。カビを防ぐ使い方は置き畳のカビ対策で説明しています。
い草の香りを期待するかどうかも、商品選びの一部
「畳らしい香りを楽しみたい」なら国産い草が候補です。一方、色柄を優先したい、い草特有の香りを求めていない場合は、和紙表やMIGUSAも選択肢になります。
ただし、どの素材でも、表面材以外の芯材や裏面材を含む製品です。「完全に無臭」を条件に選ぶのではなく、表面材の特徴、色、製作可能寸法、手入れ方法を合わせて比べてください。
置き畳のにおいでよくある質問
い草の香りが弱いのは古い畳だからですか?
香りの強さだけで製品の新旧や品質を判断することはできません。天然素材の個体差、保管環境、季節、部屋の換気、感じ方によっても変わります。
換気は何時間すればよいですか?
部屋の広さや換気方法、湿度で異なるため、一律の時間は決められません。畳と梱包の状態を確認し、無理のない範囲で空気を入れ替えてください。
消臭剤を使ってから相談してもよいですか?
原因確認が難しくなるため、気になる状態がある場合は使用前の相談をおすすめします。注文番号と写真があると確認しやすくなります。
素材選びで迷う方は、香りを求めるかどうかもお知らせください。
到着後の状態が気になる場合は、加工や薬剤の使用前に、注文番号と写真を添えてご連絡ください。

