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置き畳が届いた日にすること|開梱・仮置き・市松敷き・最終確認

置き畳は「床へ置くだけ」で使えます。ただし、箱を開けて手当たり次第に並べると、最後の1枚で向きや空き寸法が合わなくなることがあります。

届いた日は、すぐ完成させることより、注文どおりの内容か確認し、床をきれいにして、全体を仮置きすることを優先してください。最初の30分を丁寧に使うと、畳を何度も引きずって移動する手間を減らせます。

箱を開ける前に、スマートフォンを用意してください。
外装の傷、送り状、開梱直後の商品を順に撮っておくと、気になる点があったとき状況を説明しやすくなります。問題がなければ、その写真は設置前の記録として残せます。

1. 荷物を動かす前に、外装を見る

箱や外装に大きな破れ、つぶれ、濡れがないか確認します。気になる箇所があれば、玄関先で外装全体と近接写真を撮ります。配送時の状態が分かる写真は、後から状況を確認するときに役立ちます。

  • 送り状の商品名・個数
  • 箱の角や側面の大きなつぶれ
  • 濡れた跡
  • 外装を突き抜けた傷
  • 複数口の場合、すべて届いているか

大きい梱包を無理に一人で持ち上げないでください。いったん安定した場所へ置き、カッターを使う場合は刃を深く入れず、中の商品を傷つけないように開けます。

2. 敷く前に、注文内容と1枚目を照合する

最初の1枚を出したら、注文画面や注文確認メールと照らし合わせます。

  1. 商品シリーズ・素材
  2. 色名または色番号
  3. 正方形か縦横オーダーか
  4. 1枚の長さ方向・幅方向の寸法
  5. 厚さ
  6. 合計枚数

ここで注意したいのが、部屋全体の縦横と、1枚の製作寸法は別という点です。たとえば部屋が396.2cm × 420.5cmでも、届く1枚は79.24cm × 84.10cmという注文があります。

寸法を測るときは、畳を押しつぶしたり斜めにメジャーを当てたりせず、平らな場所で確認します。測る位置や方法で数値が変わることがあります。気になる場合は、測った位置が分かる写真と注文番号を添えて購入店へご連絡ください。

3. フローリングを掃除し、乾いた状態にする

床に砂粒や硬いごみが残っていると、置き畳の裏面との間でこすれます。掃除機などでごみを取り、床材に合う方法で清掃します。水拭きした場合は、水分が残ったまま畳を置かず、十分乾いてから進めます。

床ワックス、コーティング、床暖房、クッションフロアなど、床材との組み合わせは一律に判断できません。敷物や滑り止めを追加する場合も、床材・置き畳・追加材それぞれの注意事項を確認してください。

4. 端から固定せず、まず全枚数を仮置きする

最初の1枚を壁へ強く押し付け、そのまま順番に詰めると、最後に想定した空きが取れない場合があります。まず注文時の配置図を見ながら、全体を軽く置きます。

  • 空きを寄せる予定の側を確認
  • ドアや収納扉が開くか確認
  • 柱・家具・床コンセントとの位置を確認
  • 正方形案なら縦基準・横基準のどちらを選んだか確認
  • 長方形なら長さ方向と幅方向を取り違えていないか確認

畳を床の上で長く引きずらず、一度持ち上げて位置を変えます。裏面や床面にごみが付いたら、その都度取り除きます。

5. 「縦・横」ではなく、長さ方向・幅方向で考える

人によって「畳目が縦」の意味は変わります。部屋の入口から見て縦なのか、畳1枚の向きなのかが曖昧だからです。縦横オーダーの1枚は、注文時に確認した長さ方向幅方向で見ます。

長方形の畳をすべて同じ向きにそろえる場合も、市松のように交互にする場合も、最初の1枚を基準にして配置図どおり進めます。途中で90度変えると、部屋全体の必要枚数や外周寸法へ影響することがあります。

6. 市松敷きは、色違いではなく光の見え方

同じ色の正方形でも、隣り合う畳の向きを90度変えると、光の反射が変わって2色のように見えます。これが市松敷きです。窓からの光や見る位置によって、濃淡は変わります。

  1. 左奥など、基準にする1枚を決める
  2. 隣の1枚を90度回す
  3. 次は最初の1枚と同じ向きに戻す
  4. 次の列は、上の列と反対向きから始める

一列を完成させてから次へ進むと、途中の向き違いに気づきやすくなります。色柄のある商品は、色の並び方も別に確認してください。

7. 空き寸法は、注文時の案と比べる

正方形を優先した場合、縦か横にまとまった空きが出ることがあります。計算時に表示された「縦の空き」「横の空き」と、実際の位置を見比べます。

空きは必ず両側へ均等に分ける必要はありません。壁のない側、家具側、歩かない側へ寄せることもできます。ただし、畳同士を無理に押し込んだり、壁を強く押す状態にしたりしないでください。

8. 最後に、表面だけでなく周囲を確認する

  • 畳同士が大きく重なっていないか
  • 端が浮いていないか
  • ドア・収納・家具が干渉しないか
  • 床との間にごみを挟んでいないか
  • 計画した空きが予定側にあるか
  • 市松敷きの向きが交互になっているか

天然い草は1本ずつ色や太さが同じではなく、見る方向や光でも表情が変わります。気になる点が「素材の自然な違い」か「確認が必要な状態」か分からない場合は、明るい場所で全体と近接の両方を撮ってご相談ください。

問題があるように見えたとき

次の情報をそろえ、加工したり処分したりする前に購入店へ連絡します。

  • 注文番号
  • 商品名・色・枚数
  • 外装全体と送り状の写真
  • 気になる箇所の近接写真
  • 商品全体と周囲が分かる写真
  • いつ、どの段階で気づいたか

写真を撮る前に梱包材をすべて捨てると、配送時の状況を確認しにくくなります。返品・交換の条件や連絡方法は、ご利用ガイドをご確認ください。

設置した翌日からの使い方

敷いたまま忘れるのではなく、ときどき持ち上げて床面と裏面を確認できるのが置き畳の利点です。飲み物をこぼした後、布団を敷いた翌朝、湿度が高い時期などは、畳の表面だけでなく下へ水分が回っていないか確認します。

掃除や水拭きの可否は、天然い草、和紙表、樹脂表で同じではありません。商品に合う手入れ方法を確認してから行ってください。

設置中に困ったときの判断

届いた畳からにおいがします

天然い草の香り、梱包材、素材固有のにおいなど、商品によって原因が異なります。強い異臭や濡れを感じる場合は使用を進めず、外装と商品状態を購入店へお知らせください。

最後の1枚だけ入りません

無理に押し込まず、各列の向き、部屋寸法と製作寸法、壁のゆがみ、途中でできた小さなずれを確認します。配置図と写真を用意し、判断できなければご相談ください。

滑り止めを追加した方がよいですか?

床材と置き畳の裏面仕様によって異なります。床材の種類だけで安全性や相性を断定できないため、まず床面を清掃し、現在の状態を確認してください。追加する滑り止め材を使う場合は、置き畳と滑り止め材それぞれの注意事項をご確認ください。

急いで完成させず、全体を一度見る

置き畳の設置で大切なのは力ではなく順番です。外装と内容を確認し、床を掃除し、全枚数を仮置きしてから向きと空きを整えます。注文時の配置図を手元に残しておくと、届いた日の迷いが少なくなります。

届いた商品や配置について迷う場合は、注文番号、部屋全体、気になる箇所の写真を添えてLINEでご相談ください

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1982年、佐賀県佐賀市の生まれ。 畳の被り物をしてマラソンに出てみたところマラソンではなく被り物に興味を持ってしまった畳屋六代目。 通常の畳替えのほかフローリング用の置き畳製作を日々こなしている。 ほかに社寺仏閣の有職畳など特殊技術を持ち畳職人としても光るものがある。 国産畳表以外は一切使わない!という頑固なところも評価され地元の方々からも安心な素材を使っている畳屋という認識がある。 佐賀県最後のイグサ畳表生産者吉丸さんの畳表をメインに使用し、佐賀県産の消費量はNo.1ということである。 畳1グランプリ九州代表