置きたい場所を測ったら、既製サイズより2cmだけ大きい。そんなとき「届いてから自分で切ればよい」と考える方がいます。しかし、完成した置き畳は、カーペットやジョイントマットと同じ感覚では切れません。
青畳工房の置き畳は、完成後にお客様が切って寸法を調整する前提の商品ではありません。
購入を検討している商品ページに「カット可能」の記載がない限り、自己加工は始めないでください。
わずかな寸法差でも、注文前にサイズオーダーへ切り替えるか、並べ方を変えて解決するのが基本です。届いた後に大きいと分かった場合も、まず切らずにご相談ください。
完成した置き畳を自分で切らない方がよい理由
置き畳は、表面材だけでできているわけではありません。多くの完成品は、表面材・芯材・裏面材を組み合わせて一枚に仕上げています。
カッターやのこぎりで切ると、次のような問題が起こる可能性があります。
- 畳表の端が固定できず、ほつれや浮きが生じる
- 切断面から芯材が見え、見た目を整えられない
- 裏面材まで切れ、床への当たり方が変わる
- まっすぐ切ったつもりでも、数ミリの蛇行や直角のずれが出る
- 切った後は元の状態へ戻せず、原因確認も難しくなる
「1〜2mmだけ」でも考え方は同じです。 完成後の畳を削るのではなく、その寸法で製作可能かを注文前に確認してください。
注文前なら、切らずに解決できる方法が3つある
1.同じ正方形を並べ、周囲に空きを残す
部屋の一角へ部分敷きする場合、壁まで完全に埋める必要はありません。正方形をそろえて置き、余った空間を通路や掃除のための空きとして使う方法があります。模様替えや枚数追加もしやすい配置です。
2.縦横サイズオーダーで1枚の寸法を合わせる
壁際まで敷きたい場合は、置く範囲を必要枚数で割り、縦と横を別々の寸法で製作します。製作可能な最小・最大寸法は素材や商品によって異なるため、商品ページの範囲を確認してください。
置き畳をサイズオーダーする流れでは、採寸から注文までを順番に説明しています。
3.並べる向きや列数を変える
同じ範囲でも、縦方向へ3列にするか、横方向へ3列にするかで、1枚当たりの縦横寸法が変わります。細長すぎる1枚になる場合は、列数を増やす方が製作範囲に収まりやすいことがあります。
置き畳サイズ計算では、正方形案と縦横オーダー案を比較できます。
柱や出っ張りがある場所は「切り欠き」だけが答えではない
柱、扉枠、収納の角などがあると、畳をその形に切り抜きたくなります。ただし、複雑な形は採寸も製作も難しく、数ミリの違いで納まらなくなることがあります。
先に検討したいのは、次のような分割方法です。
- 柱の手前までを長方形で敷き、柱の横は空ける
- 出っ張りの位置で列を分け、異なる横寸法の長方形を組み合わせる
- 扉の前だけ敷かず、開閉スペースとして残す
- 壁際ぴったりをやめ、同寸法の正方形で部分敷きにする
特殊形状が製作できるかは、文章だけでは判断できません。柱や変形部分がある部屋の測り方を確認し、手描き図と写真を添えて事前に相談してください。
届いた畳が大きかったら、加工する前に4点を確認
- 注文履歴に残っている縦・横寸法と、届いた商品の表示を確認する
- 畳を置く範囲を、端だけでなく中央付近も測り直す
- 畳の縦横を入れ替えて置いていないか確認する
- 注文番号、全体写真、寸法が分かる写真をそろえて連絡する
自己判断で切ったり削ったりすると、元の状態を確認できなくなります。製作寸法と注文内容のどちらに原因があるか分からない段階では、加工を始めないでください。
サイズオーダーを確定する前の確認表
- 測った単位はcmかmmか
- 縦と横を逆に入力していないか
- 壁際だけでなく中央付近も測ったか
- 幅木、扉、柱、コンセントを含めて考えたか
- 1枚寸法が商品の製作範囲に入っているか
- カート内のサイズ・枚数・畳目の向きを読み直したか
測り方そのものは、置き畳の採寸方法で図と一緒に確認できます。
置き畳のカットでよくある質問
カッターナイフで切れる薄い置き畳もありますか?
市場には切って使う前提のマット類もありますが、青畳工房の完成品の置き畳とは構造と仕上げが異なります。購入する商品の説明で「カット可能」と明記されているかを確認してください。
大工さんや内装業者なら切れますか?
道具があっても、切断後に畳表の端を製品と同じ状態へ仕上げられるとは限りません。加工を依頼する前に、まず販売店へご相談ください。
少し空きが出るのは失敗ですか?
部分敷きなら、周囲の空きは通路や掃除の余白として使えます。壁際まで納める目的か、動かして使う目的かで判断してください。
切る前提で注文せず、製作できる寸法を先に確かめましょう。
柱や出っ張りがある場合は、置きたい場所の全体写真、手描き図、縦横寸法を送ってください。分割して作れるかを注文前に確認します。

