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置き畳はチェアマットの代わりになる?キャスター椅子で使う前に

キャスター付きの椅子でフローリングを傷めたくない。足元に畳もあったら気持ちよさそう。そんなとき、置き畳をチェアマットの代わりに使えるのでしょうか。

当店の15mm厚の置き畳は、キャスター椅子の下を保護するチェアマットの代用品としてはおすすめしていません。車輪が畳へ沈み、動くたびに表面を擦って傷めることがあるためです。

でも、仕事部屋に畳を取り入れることまで諦める必要はありません。椅子を動かす場所と、床に座ってくつろぐ場所を分ければ、使い方に合う畳の広さを考えられます。色や枚数を選ぶ前に、まずは椅子の動く範囲を見てみましょう。

置き畳とチェアマットは、選ぶ目的が違います

床の上に敷くものでも、何のために使うかは違います。「フローリングを覆う」という見た目だけで、同じ用途に使えるとは考えないでください。

キャスター椅子の足元を守りたいのか、畳で過ごしたいのかを分けて選びます
選ぶもの主な目的購入前に見るところ
チェアマット椅子が動く範囲の床を保護するために選ぶ使う床材・キャスターへの対応、マットの大きさ、手入れ方法
置き畳床に座る、横になるなど、畳で過ごす場所をつくる表面素材、芯材、厚み、裏面、敷く範囲と周囲の段差

椅子の下の傷対策だけが目的なら、先に椅子と床材に合うチェアマットを探すほうが、目的に沿った選び方です。畳の手触りや見た目を楽しみたいなら、椅子の下ではなく、畳で過ごす場所をどこにつくるか考えてみてください。

キャスターは、畳へ沈みながら表面を擦ります

六代目が畳の現場で見てきたのは、車輪が沈むことと、畳表を擦ることが重なる傷みです。キャスターが畳に沈んだ状態で繰り返し動くと、い草が擦れ、傷みが進んで畳表が破れることもあります。

細い脚の家具が同じ場所へ重さをかけるのに対し、キャスター椅子は、座ったまま前後へ動くたびに畳へ負担をかけます。家具を置けるかという話と、車輪を繰り返し転がしてよいかという話は分ける必要があります。

また、い草から和紙表や樹脂表へ替えれば、それだけで解決するわけではありません。表面の擦れと、下の芯材への沈みは別の確認です。裏面の滑り止めも、畳のずれを抑えるためのもので、キャスターによる傷や沈みを防ぐ性能とは異なります。

椅子以外の家具も置く予定なら、置き畳の上に家具を置くときの、脚・重さ・配置の確認点もご覧ください。

畳の上に保護マットを敷けば、使えるのでしょうか

畳の上でキャスター椅子を使いたいという相談に、六代目は厚手の透明マットで畳を保護する方法をご案内しています。その際は、敷きっぱなしにせず、ときどき外して掃除をし、風を通すことも一緒にお伝えしています。

ただし、「透明マットを足せば、どの置き畳でも使える」という意味ではありません。マット自体が畳と椅子に対応しているか、畳の芯材や厚みはどうか、椅子がどこまで動くかを合わせて確認します。

これから当店の薄型置き畳を買うのであれば、まずはキャスターの動く場所を避けて敷く案から考えてみてください。保護マットの厚みや耐荷重に一律の数値を当てはめて、購入を決めることはできません。

仕事をする場所と、畳でひと息つく場所を分ける

部屋全体を畳にしなくても、机の脇や窓辺の一角に畳の場所をつくれます。仕事が終わったら床に座って本を読む、休憩中に少し横になる。使いたい場面から広さを決めると、机や椅子を置くために畳を選ぶ必要がなくなります。

  • 椅子を引く・回す場所:フローリングを残し、床材と椅子に合う保護方法を選ぶ。
  • 床に座る場所:キャスターの通り道を避け、置き畳の候補を考える。
  • 間を行き来する場所:畳の端が通路や椅子の動きにかからないか確かめる。

椅子を机へしまった状態だけで区切らず、実際に座り、立ち上がるときにどこまで引くかも見ておきましょう。当店の主な薄型置き畳は約15mm厚なので、畳を敷いた部分とフローリングの境目には段差ができます。

机の下まで敷くことよりも、椅子を動かさずに畳へ移れる場所をつくると考えると、仕事とくつろぎを同じ部屋に取り入れやすくなります。

床に座る場所が決まったら、素材の好みで選ぶ

畳を敷く範囲が決まれば、香りや手触り、色、日常の手入れから素材を選べます。青畳工房の主な正方形の置き畳は、次の3商品です。

3商品とも厚さは約15mmで、茶殻配合ボード、2mm厚のクッション、全面滑り止めを使用しています。ここでのご案内は、椅子の下ではなく、床に座ったりくつろいだりする場所のためのものです。

天然い草・和紙表・MIGUSAで迷う場合は、表面素材と手入れの違いを比べてみてください。素材の名前だけで、キャスターへの強さを順位付けすることはできません。

必要枚数は「畳にしたい範囲」から考える

椅子を動かす場所を除いたうえで、畳にしたい範囲の縦と横を測ります。座るだけなのか、足を伸ばしたいのか、横になりたいのかでも、欲しい広さは変わります。

寸法が決まったら、置き畳のサイズと必要枚数・概算総額を計算できます。部屋全体ではなく、実際に畳を敷きたい範囲を入力してください。

計算結果は寸法と配置の候補です。椅子の使用可否や、キャスターの動く範囲まで自動で判定するものではありません。結果の図と部屋を見比べ、椅子・扉・通路との関係を確かめてから注文しましょう。

キャスター椅子と置き畳で、よくある質問

椅子が軽ければ、置き畳の上で使えますか?

椅子本体だけでなく、座る人の重さ、車輪の形、動かす頻度も関係します。「軽い椅子だから大丈夫」とは決められません。当店の15mm厚の置き畳を、チェアマットの代用品として選ぶことはおすすめしていません。

硬い素材の畳なら、キャスターに向いていますか?

表面素材だけでなく芯材やクッションも関係します。和紙・樹脂という素材名や、見た目の硬さだけでは判断せず、候補の商品と使い方を合わせて確認してください。

写真がないと、配置の相談はできませんか?

写真なしでも相談できます。「キャスター椅子は今の床で使い、机の脇に畳を敷きたい」など、使い方と分かる寸法を文章でお知らせください。簡単な配置図があれば、敷きたい範囲も伝えやすくなります。

椅子の動く場所を残すと畳を何枚敷けるか、どの素材を選ぶかで迷ったら、LINEで置き畳の素材・寸法・配置を相談できます。写真を撮るために、重い机や家具を無理に動かす必要はありません。