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置き畳を敷き詰める方法|隙間を減らす採寸・枚数・サイズの決め方

置き畳を部屋いっぱいに敷き詰めるとき、難しいのは「何枚買うか」だけではありません。既製サイズを並べた後にどれだけ空きが残るか、壁にわずかなゆがみがあっても納まるかまで考える必要があります。

先に結論
失敗を減らすには、部屋の縦横を端・中央など複数箇所で測り、いちばん狭い寸法を基準に、既製サイズ案とサイズオーダー案を比べます。寸法をぴったりにすれば必ず納まるわけではありません。

敷き詰める前に確認する4点

1. 本当に壁から壁まで敷くか

見た目は整いやすい一方、掃除や点検のために1枚を動かす余地が小さくなります。全面敷きが必要か、家具の手前まででよいか、生活動線を含めて決めましょう。

2. ドア・収納扉・巾木

ドアの下端、折れ戸の動き、床へ近い引き出しなどを確認します。部屋寸法に納まっても、厚みによって扉が開かなくなる場合があります。

3. 柱・出っ張り・床見切り

部屋が完全な長方形とは限りません。柱型、巾木の厚み、配線カバー、床見切りなど、置き畳と干渉する部分を図に残します。

4. 畳の向きと見え方

縦横サイズが異なる長方形を使う場合は、長さ方向と幅方向をどちらへ向けるか決めます。市松敷きにする場合は、隣り合う畳目の向きを90度変えるため、必要枚数と配置図を一緒に確認してください。

置き畳を敷き詰める採寸手順

  1. 置きたい範囲を決める
    部屋全体か、一部の範囲かを先に決めます。家具を避ける場合は、その位置も含めて簡単な図を書きます。
  2. 縦を3箇所以上測る
    左端・中央・右端などを測り、最小寸法を控えます。
  3. 横を3箇所以上測る
    入口側・中央・奥側などを測り、最小寸法を控えます。
  4. 対角と出っ張りを確認する
    大きなゆがみや柱型がある場合は、縦横だけでは判断できません。写真と図を販売店へ見せると安全です。
  5. cmかmmかを明記する
    「3962」が3962mmなのか3962cmなのか分からない書き方を避けます。注文情報には単位も残しましょう。
家庭用メジャーを含む測定誤差や、壁のわずかなゆがみに注意
寸法どおりに製作しても納まらないことがあります。余裕を取る場合も取らない場合も、採寸と注文寸法の判断は購入者側で行う必要があります。サイズオーダー品は、採寸違いによる返品・交換ができないのが一般的です。

既製サイズとサイズオーダーの違い

選び方 向いている場合 注意点
既製サイズ 部分敷き、空きが気にならない、枚数を後で変えたい 完成寸法と空きスペースを計算する
正方形オーダー 市松敷き、正方形の見た目を優先したい 縦基準案と横基準案で空きの向き・寸法が変わる
縦横オーダー 長方形でもよく、空きを少なくしたい 1枚の長さ方向・幅方向と敷き方を確認する

正方形では縦と横の両方を同時にぴったり合わせられないことがある

部屋の縦横比と枚数の比が一致しない場合、正方形を並べると縦か横に空きが出ます。その場合は、次の2案を比べると判断しやすくなります。

  • 縦方向へ合わせた正方形案:縦の空きを抑え、横に残る空きを確認する
  • 横方向へ合わせた正方形案:横の空きを抑え、縦に残る空きを確認する

空きは図面でどちらか一方へ寄せて表示すると、実際の見え方を想像しやすくなります。注文前に「全体寸法」「1枚寸法」「枚数」「空きの方向と寸法」をセットで確認してください。

隙間をどのくらい見ればよい?

青畳工房の計算では、必要な場合だけ縦または横の総寸法から5mmの余裕を見る選択ができます。四方を壁に囲まれた場所で、測定誤差や壁のわずかなゆがみにより納まりにくくなる可能性を下げるためです。

一方に壁がない部分敷きなら、その方向に余裕を設ける必要がない場合もあります。正方形は1辺が共通なので、縦方向を基準に1辺を変えると横方向の完成寸法にも影響します。計算結果の図面で両方向を確認してください。

5mm引けば必ず入る、という保証ではありません逆に余裕を取らないこともできますが、どちらを選んでも採寸誤差や壁の状態によるリスクは残ります。迷う場合は、端と中央を測った写真を添えて注文前に確認しましょう。

枚数が多いほど1枚寸法の丸め誤差に注意

1枚あたりの寸法を小数点以下で丸めると、枚数を掛けた全体では誤差が大きくなります。計算結果は少なくとも小数点第2位まで確認し、注文欄には計算前の部屋寸法も補足として残してください。

注文前チェックリスト

  • 置きたい範囲の縦・横を複数箇所で測った
  • 単位(cmまたはmm)が合っている
  • ドア・収納・柱・巾木を確認した
  • 正方形か縦横オーダーかを決めた
  • 全体寸法、1枚寸法、枚数を確認した
  • 空きが出る方向と寸法を図面で見た
  • 市松敷きか同じ向きかを確認した
  • サイズオーダー品の返品条件を読んだ

敷き詰めについてのよくある質問

1箇所だけ測れば足りますか?

おすすめできません。壁は完全に平行とは限らないため、縦横とも端と中央など複数箇所を測ってください。

空きは畳の両側へ均等に出ますか?

置き方によります。壁側へ寄せれば反対側へ空きが集まります。見た目や掃除のしやすさを考えて、どちらへ寄せるか決めましょう。

5mmの余裕は必ず必要ですか?

必須ではありません。壁の有無、採寸精度、部屋の状態で判断が変わります。余裕を見ても必ず納まる保証はないため、複数箇所の採寸が先です。

縦横オーダーなら隙間をゼロにできますか?

計算上は空きを小さくできますが、測定誤差や壁のゆがみがあるため、実際に隙間ゼロを保証するものではありません。

縦横寸法から、枚数・1枚サイズ・空きを確認できます

正方形の縦基準案・横基準案も比べられます。心配な場合は計算結果と部屋写真をLINEでお送りください。

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1982年、佐賀県佐賀市の生まれ。 畳の被り物をしてマラソンに出てみたところマラソンではなく被り物に興味を持ってしまった畳屋六代目。 通常の畳替えのほかフローリング用の置き畳製作を日々こなしている。 ほかに社寺仏閣の有職畳など特殊技術を持ち畳職人としても光るものがある。 国産畳表以外は一切使わない!という頑固なところも評価され地元の方々からも安心な素材を使っている畳屋という認識がある。 佐賀県最後のイグサ畳表生産者吉丸さんの畳表をメインに使用し、佐賀県産の消費量はNo.1ということである。 畳1グランプリ九州代表