
実は畳の厚さって実は床材(芯材)にこだわらなければ厚くも薄くも割とどうにでもなるんです^_^
12mmや15mmの極薄な畳。
主に床暖房畳やフローリング用置き畳になります。
特徴として畳が薄く衝撃吸収性も低いので硬くなりがちなのと、芯材が踏まれ続けることでヘタってしまい畳の張替え・表替えができない場合等がありますので家を建てる際は特に床暖房にしなくてはならないなどの理由がなければこの薄い厚みではなくもう少し厚みのある畳にしてもらいましょう。
30mm前後の畳。
極薄畳よりは後々の張替えもできることが多いです。しかし、上級品の畳表などは芯材が負けてしまい扱いにくい(畳に畳表(ゴザ)を縫い付けるときは畳表を引っ張ってたるまなくする必要があります。畳表を織るための縦糸には綿糸や麻糸があり、麻糸になると畳表の張りが強すぎて畳床が負けてしまって反ってしまうことも。)
本当に畳が好きな人はもう少し厚い畳にしてほしいところですね。
50mm前後の畳
最近は上記のような厚みも増えましたが一般的な畳の厚さになります。
芯材を安価な2型(畳ボードとフォームの2層)と呼ばれるタイプの建材畳床にしなければだいたいどんな畳表も使えます。
生活環境や家の構造で良かったり悪かったりしますが畳床に藁を使ったりもできます。
芯材がボードであればだいたい3ミリ刻みくらいで畳床の厚みは作ることができます。後は芯材がにつけるクッションの厚みなどでも調整する場合もあるんですよ^_^
番外編
用途は住まいではなくなってしまいますが、こんな分厚い畳もあります。
これはお寺などで住職さんなどが座って使われる礼盤(らいばん)と呼ばれるもので、写真の場合は通常の畳の2枚分強の厚みがありますので、
二畳台と総称されるものです。
最近のハウスメーカーなどでは畳をせっかく選んでいただけても、フローリングの厚みに合わせた方が簡単なので強引に(知らされずに)薄い畳になってしまうことがかなり多いです。
しっかりとした畳の感触を味わいたい場合は、厚みを持たせて畳の下の構造も風通しなどの対応をしていれば藁の畳にしてもらい畳表もきちんとランクを選ばせてもらうことをお勧めいたします!

小城の畳は 久留米の畳は 神埼の畳は


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