
沖縄で現在生産されている畳表の原材料はイグサです。
は?そりゃ畳表ならそうでしょ?
と思われるかもしれませんけど、
琉球畳って聞いたことあると思います。縁が無い畳って思われるかもしれませんが、七島畳表という畳表を使ってあれば縁があろうが無かろうが琉球畳なんです。
その琉球畳の畳表ですが、素材の植物が
イグサ
ではないんです。
カヤツリグサ科の植物になりまして、丸いイグサに対して三角な形をしてます。
その植物なんですが、沖縄では栽培されてないんですねー。
ですが、琉球畳表を使ったとしても沖縄県産の畳にはならないんです。
国内では大分県で栽培されてます。
沖縄県のイグサですが、イグサが極太です。
通常のイグサの2〜3倍程の太ささあり頑丈です。
色味も青畳とは違い、かなり落ち着いた色になり色むらがあります。
でも田んぼに生えてる時は通常のイグサみたいに緑が濃ゆーいです。
ビーグ畳表の織機も少し違ってまして、
特に違うのが
糸。
通常の畳表の織機は
幅1メートルほどの芯1本にすべての畳目の糸が巻いてあります。
しかしビーグの織機は、
沢山の数の芯に分けて各糸が巻かれてあります。
生産者の方に聞いてないので想像ですが、
沖縄には畳表の糸を巻く糸屋さんがないのかなーって思ってます。
このビーグにもチャイナ産があり、国産はかなり希少ですし、当地ではなかなか使うことがありません。
一番の理由は有効幅が当地と合いにくいということですが>_<

小城の畳は 久留米の畳は 神埼の畳は
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1982年、佐賀県佐賀市の生まれ。 畳の被り物をしてマラソンに出てみたところマラソンではなく被り物に興味を持ってしまった畳屋六代目。 通常の畳替えのほかフローリング用の置き畳製作を日々こなしている。 ほかに社寺仏閣の有職畳など特殊技術を持ち畳職人としても光るものがある。 国産畳表以外は一切使わない!という頑固なところも評価され地元の方々からも安心な素材を使っている畳屋という認識がある。 佐賀県最後のイグサ畳表生産者吉丸さんの畳表をメインに使用し、佐賀県産の消費量はNo.1ということである。 畳1グランプリ九州代表

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